シバンムシ、コクヌスモドキ駆除対策

シバンムシ、コクヌスモドキの生態

●シバンムシ
シバンムシは茶色のゴマのような小さな虫で、暖かい季節になると歩いていたり飛んでいるのを見かけます。
シバンムシは主に乾燥した植物質(お菓子、米、パスタ、小麦粉、香辛料、ドライフルーツなど)を食害し、木製品、書籍、顔料、鉛板、ケーブル線なども食害されることがあります。 体長はおよそ2~5mm程度と小型で体は褐色、コガネムシを小さくしたような姿をしています。幼虫もカブトムシの幼虫を小さくした姿にそっくりです。
代表的な種類としてはジンサンシバンムシ、タバコシバンムシ、クシヒゲシバンムシなどが挙げられます。
人体への直接の被害はありませんが、人を刺して痒みを引き起こす「シバンムシアリガタバチ」(見た目アリに似ているハチ、体長2.0ミリほど)の寄主になるので、注意が必要です。

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●コクヌストモドキ
コクヌストは「穀盗人」の意味で、小麦粉や米などの穀物の粉、菓子類、パン類、めん類などを食べる害虫です。
コクヌストモドキは木材は加害しませんが、新築間もない住宅で、入居者が入る前から大量に見つかることが多く報告されています。原因はまだよくわかっていないようです。
体長3~4mm、銅色で細長く光沢があり、飛翔力があります。
成虫の寿命は通常200日以上と長く、雌は1日平均2~3個の卵を産み、生涯産卵数は500~1000個になります。

シバンムシ、コクヌスモドキ対策

食材は密閉容器などに入れて保管するようにします。 穿孔能力が強いため、ビニール袋などでの保管では簡単に侵入してしまいます。
床などにこぼれた粉粒やカスがないように、よく清掃しておきます。
発生源を特定できた場合、発生源の除去と市販の殺虫剤などを使用し駆除して下さい。

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