ノコギリヒラタムシ駆除対策

ノコギリヒラタムシの生態

ノコギリヒラタムシは「貯穀害虫」で、穀類や穀粉、菓子類、乾燥食品などを食害します。
成虫の体長は2.5~3.5mmで暗褐色をしています。 胸部の側縁にはノコギリ歯状の突起があります。別名「ノコギリコクヌスト」とも呼ばれ、コクヌストは「穀盗人」と書き、穀物などを食害する害虫という意味になります。
成虫の寿命は通常は半年~10か月ですが、2年以上生存した個体も報告されています。乾燥や低温等などの厳しい環境でも生存可能な生命力をもっています。

貯穀害虫でも噛む力が弱いため、砕けた穀類や粉を好みます。 コクゾウムシやメイガ類などによって食害されたあとに、細かく破壊された穀物や粉を好んで食べます。

幼虫・成虫ともに毒を持っていたり人を刺したりすることがないので、誤って少々食べてしまっても健康に悪影響はありません。

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ノコギリヒラタムシ対策

乾燥食品を保存するときは、密封性の高い容器に入れて保管します。開封したままの食品袋があったら、中に虫がいないか確認するのがいいでしょう。
食品に虫が発生していた場合には、虫をビニール袋に入れ、中にエアゾールを噴霧してから密封して廃棄します。

穀類や粉がこぼれていることがないように、きちんと掃除します。
掃除機で隅々のゴミまで吸い取り、掃除機に溜まったゴミは密封して廃棄します。

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