ダニ駆除対策

ダニの生態

屋内に生息するダニには、チリダニ類、ツメダニ類、ホコリダニ類、コナダニ類などがいます。この中でも最も多く生息するのが「チリダニ」です。 チリダニはアレルギーの原因である「アレルゲン」となり、アレルギー喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などがおこりやすくなります。 ダニ本体よりもフンのほうが強いアレルギーを引き起こすようです。
人を刺すダニで代表的な「ツメダニ」は、刺されると1週間ほどかゆい状態が続き、皮膚に赤いポツポツができます。

○ダニが繁殖しやすい環境は、温度20~30℃、湿度60~80%で、湿度が70%を越えると大発生すると言われています。

○ダニのエサ⇒人や動物のフケ・アカ・毛、食べ物のカス、カビ、ホコリなど

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ダニの繁殖を防ぐ

湿度を下げる
湿度が55%以下になると、ほとんどのダニは生きていけません。 湿度が上昇しないようにしたいものです。 風通しをよくするためにも定期的に窓を開けたり、換気扇を回したり、空気の入れ替えができるようにします。 畳の部屋などには除湿機を置きます。

清掃
フローリングは人のフケやアカ、毛、食べ物のカスなどはダニのえさとなるので、毎日掃除機で吸い取るようにします。1平方メートルを1分くらいはかけるようにします。
畳は目にそって1畳当たり30秒以上は掃除機をかけるようにします。そして固く絞った雑巾で畳の表面をよく拭き取り、乾燥させるために換気をよくしたり、扇風機を回したりします。

ダニの退治方法


梅雨が明けたあとに日射しが強い日に天日干しをします。
畳の下に防虫シートを敷いたり、除湿剤を散布します。特にツメダニに効果があります。そのあとはダニが表面に逃げてくるので、毎日丁寧に掃除機をかけるようにします。

※燻煙式駆除剤や注入式駆除剤は畳の内部に潜伏しているダニには行き届かないのが現状です。完全にダニ退治をすることは困難といえます。
備長炭シート⇒備長炭なら防虫、防カビの作用があり、人体にも安全性が高い。

寝具
布団は天日干しをし、乾燥したあとは布団を叩いて掃除機で布団の表面を吸い取り、ダニの死骸やフンを取り除きましょう。
ソバガラ枕はダニが付きやすいので使用は避けましょう。
コインランドリーの高温乾燥機は、80℃~120℃の高温で乾燥させる事になるので、40分以上入れるとダニは死滅します。

[布団乾燥機]
布団乾燥機は、布団の表面を60度近くまで暖めるので、ある程度のダニを退治できます。 布団の厚みや素材によって違ってきますが、表面のダニは退治できます。布団乾燥機を使う場合は、連続して数日使うほうが効果があります。

押入れ・クローゼット・タンス
洋服をしまうときは、必ず洗濯するかクリーニングをします。
ふすまや戸は閉めたままにしないで、定期的に開けて空気の流れをつくります。そうすることで湿気対策になります。

カーペット
ウールより化繊のカーペットのほうが水分を含みにくいため、ダニの発生を抑えられます。
毛の形状は先端を切り落としたカットタイプより、ループタイプのほうが隙間が多いため、ダニを吸い取りやすくなります。
丸洗いができるカーペットを選ぶようにします。

[掃除機]
パイルの目に逆らうように、毛を起こしながら掃除機を繰り返しかけます。目安として1畳に付き1分間以上。回転ブラシつきの吸い込み口を使うとダニをかき出しやすくなります。 さらにカーペットを軽く叩きながら掃除機をかけると、ダニが浮き上がり効果的です。
[丸洗い]
晴天の日に洗剤とブラシを使いながら丸洗いをします。浴室で洗うといいでしょう。 水で丁寧に洗剤やダニを洗い流し、天日干しを3日程度します。乾燥後はよくたたき、掃除機をかけてから敷くようにします。
[黒いビニール袋に入れて駆除]
カーペットを大きな黒いビニール袋にたたんで入れ、開口部をガムテープで密封します。真夏の照り返しの強い場所に2週間程置いておきます。 袋の内部は50℃以上になるので、生きているダニは死にます。卵は熱に強いため、この程度では駆除できないので、卵が孵化して幼虫になるまでの期間の2週間が必要です。 2週間が過ぎたらできれば丸洗 いをし、天日でよく乾燥させるようにします。

ソファー
布張りのソファーはダニが繁殖しやすい場所です。隅の方は掃除機の細いノズルを使って丁寧にかけましょう。

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