ユスリカ駆除対策

ユスリカの生態

ユスリカは「カ」によく似ていますが、ハエ目に属する昆虫で、成虫には口がないため人を刺して吸血することはありません。
ユスリカは春先や秋に大量発生し、川の近くでは「蚊柱」を作って飛翔しているのを見かけます。蚊柱は雄が集まって作り、交尾のために雌がやってくるのを待っているのです。 成虫は交尾をすませて産卵すると、すぐに死んでしまいます。
ユスリカは川や池、湖など水のある場所で繁殖します。水質が汚れている場所はもちろん、きれいな水質を好む種類もいます。
ユスリカの幼虫はアカムシと呼ばれ、釣り餌として使われており、魚にとっては大事な食物です。

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●害虫としてのユスリカ
成虫は照明の光に誘引されて、家屋の窓や自動販売機、街灯などに集まってきます。また、洗濯物にくっついてシミを作ったりするので、不快にさせられます。 虫の死骸を吸い込んだことから、喘息やアレルギーを誘発させることもあります。

●益虫としてのユスリカ
幼虫は河川や湖、沼の汚染物質をとり込んだ微生物や藻類を食べることから、水質の浄化に役立つ益虫といわれています。 幼虫のときは水中にいるので魚類の餌となり、成虫になってからは、鳥やクモなどの餌として重要な役割を果たしています。

ユスリカ対策

洗濯物や布団への付着を避けるためには、早目に取り込みます。 ユスリカが洗濯物や布団に付いている場合、手で直接触って払うと潰れて汚れてしまいます。周辺をたたいて飛び立たせるようにしましょう。
窓やドアは開けたままにしないで、網戸は目の細かいものにするといいでしょう。
光が外に漏れないようにします。窓に防虫フィルムを貼ると屋内の紫外線は外に漏れなくなります。遮光カーテンを使うのも効果があります。
外灯に飛んできて困っている場合は、防虫ランプに変えます。防虫ランプは紫外線を放出しないので防除できます。

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