シミの生態

シミは「紙魚」と書き、体長が9～10mmで羽はなく形状が魚に似ています。 素早く動き回り、登坂力は弱いが、わずかでも足がかりが得られると、かなり高い位置まで上がることができます。
シミは湿気が多く暗いところを好むので、昼間は書棚やタンス、押入れ、畳の下などに隠れています。夜になると這い出して活発に活動します。
本や掛け軸、壁紙などを好み、特にでんぷん質の糊づけした紙を波状にかじっていきます 。他には乾燥食品を食害し、食品への異物混入として検出されることもあります。

成虫の寿命7～8年と長く、飢餓にも強いので絶食状態で1年生きることが出来ます。
シミが好む環境は湿度75～95%、温度21～27℃です。温度が7度以下では活動を停止します。多くの種は屋外で生息していますが、一部が屋内に入り込み被害を与えています。

シミ対策

衣類や書籍などの保管場所は常に清掃し、湿気がたまらないように乾燥した状態に保つようにします。
収納場所には衣類害虫用の防虫剤を入れておくことで被害を防ぐことが出来ます。 本や衣類は定期的に虫干しするいいでしょう 。乾燥することでシミはどこかに行ってくれます。
押入れや戸棚、書棚、タンスなどは除湿剤を入れておき、湿気のないようにします。 畳やじゅうたん、カーペットの下などはダニ用の防虫シートを敷き、シミ以外にの害虫にも効果があります。

シミを駆除する場合は、不快害虫用のエアゾールを噴霧すると簡単に殺すことができます。

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